「バイナリーオプションは期待値を追うのが重要」といった意見を良く聞きますが、皆さんはきちんとこの意味が理解できているでしょうか ?
実は、バイナリーオプションで勝てていない人の大半が、この期待値についてあまり理解ができていないのです。
期待値について詳しく知らずとも、バイナリーオプションで稼ぐことはできるかもしれません。
ですが、期待値を理解することで「なぜ自分が今まで勝てなかったのか」が分かり、その結果、安定して資金を増やすことに繋がっていくでしょう。
そこで今回は、期待値の重要性についてお話していきます。
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バイナリーオプションで上手く利益を出せない、資金を溶かしてしまったなどという経験がある方は本記事を読んで期待値について理解しましょう。
「あなたの資金を増やすきっかけ」になること間違いなしです!
こちらの動画も併せてご覧ください。
目次
バイナリーオプションの期待値とは
ではまず期待値とは何か、正しく理解しましょう。
期待値とは「ある試行を行ったときに、その結果として得られる数値の平均値」のことです。
簡単に言うと「1回の取引あたり、平均してどれだけの損益が出るのか」を表した数値です。
では、実際のバイナリーオプションの取引を例に説明しましょう。
以下の条件の場合の期待値を計算してみます。
ポイント
エントリー金額:10,000円
勝率:60%
ペイアウト率:1.85倍
期待値の計算に取引回数は必要ないのですが、分かりやすいように100回取引したと仮定しますね。
この条件の場合の勝率は60%なので、100回取引すれば60回が勝ち、残りの40回が負けで計算式は次のようになります。
ポイント
60 ✕ 10,000円 ✕ 0.85 - 40回 ✕ 10,000円 = 110,000円
期待値は1回の取引あたりの平均の損益ですので、この110,000円を取引回数の100で割ると期待値は1,100円だと算出できます。
この結果から、「この条件で取引を行えば、1回の取引当たり平均して1,100円利益を得ることができる」という事が分かりますよね。
つまり、やればやるほど資金は増えるということです。
100回取引した時は、110,000円の利益でしたが、1,000回取引すれば利益も10倍で110万円となります!
ではあらためて期待値の計算式をまとめます。
ポイント
(エントリー金額 ×(1 - ペイアウト率)× 勝率) - (エントリー金額 × (100-勝率)
先程の例ですと次のとおり。
((10,000 ✕ (1.85- 1)✕ 0.6)- (10,000 ✕ (1 - 0.6)) = 1,100円
資金が減っても増えても、期待値を理解できていればヤケになったエントリーが減りますよ!
バイナリーオプションは勝率が最大の鍵
バイナリーオプションは、勝率こそが最大の鍵です。
そしてここで注目してほしいのが、勝率と期待値の関係です。
分かりやすいように表を使ってご説明していきましょう。
下の表は、エントリー金額10,000円での各勝率における期待値を表したものです。
縦軸が勝率、横軸がペイアウト率を表しています。
同じペイアウト率であれば、勝率が高いほど期待値が大きいことが分かりますね。
表の赤枠で囲った箇所を良く見てください。
ペイアウト率が1.85倍で勝率55%の時の期待値は175円、1%上がった56%の時の期待値は約2倍の360円です。
勝率が低い時ほど1%上がった時の影響が大きいことがお分かりいただけるでしょう。
金額にしたら小さく感じるかもしれませんが、勝率が1%上がるだけで期待値が2倍も上がるのです!
期待値が2倍違うということは、勝率55%の期待値の場合に勝率56%と同じ利益を得るためには、取引回数を2倍にしなければいけないということです。
ですが取引回数を2倍にするよりも、勝率を1%上げる方がよほど効率的だと思いませんか?
それだけバイナリーオプションでは、勝率を上げることが重要だということです。
勝率と取引回数のバランスを上手く取りながら、利益を最大化できるように自分の取引スタイルを確立させることが重要となってくるでしょう。
自分の期待値を知る
ここで皆さんにぜひやってほしいのが、自分の期待値を知ることです。
自分はどれくらいの期待値を持ってエントリーをしているのかを、先程の計算式を用いて計算してほしいのです。
自分の取引の期待値を知れば、自分がどれくらい稼げるのかが推測できます。
つまり、自分が目標とする利益に対してどのような取引を行えばいいのかの計算ができるのです!
例えば月に20万円稼ぎたいとしたら、どんな取引を行えばよいでしょうか。
勝率60%で1回のエントリー金額が10,000円と仮定すれば、1ヶ月で181回取引する必要がありますね。
1ヶ月で181回ということは、1日あたり平均で9回ほどエントリーする必要があるのです!
この数字を見てどう感じますか?
「1日9回もエントリーするのはしんどいな」「それくらいで20万円稼げるんだ」など、いろんな意見があるでしょう。
ですが、ここで重要なのは自分自身の取引の数字を知ることです。
自分の期待値を知れば、目標に対してどれくらいの勝率でどれくらい取引を行えばいいかが明確になるのです!
期待値を知れば煽り商品を買わないで済む
ここまでの説明で、巷にあふれる高い勝率を宣伝しているツールのほとんどが、いかに現実的では無いかがお分かりになったでしょう。
自分の期待値を知れば「簡単に月100万円稼げます」などと謳っている煽り商品を買わなくて済むようになります。
たとえば、仮に月に100万円稼ぐ目標を立てたとしましょう。
それを達成するためには「勝率60%、1回のエントリー金額50,000万円、1ヶ月で200回のエントリー」が必要となります。
50,000円で取引をするのであれば、大元の資金は最低でも100万円以上必要なのです!
多くの煽り商品は勝率80%や90%といった非常に高い勝率を謳っていますが、はっきり言いますと全部ウソです。
あなたがそのツールを手に入れても、間違いなくそんな高い勝率は出ないでしょう。
なぜなら、実用的なバイナリーオプションのロジックの勝率は60%程度が限界だからです。
皆さん、こういった商品に手を出すのは辞めましょう。
ロジックの勝率については、過去に出した動画で詳しく説明していますのでご覧になってください。
バイナリーオプションの目標の立て方についても、以前に出した動画で詳しく解説しています。
期待値を追う重要性
バイナリーオプションではよく「バイナリーは期待を追う投資」「期待値を追う姿勢が大事」と言われます。
この意見に関しては、私自身も同じ意見です。
ですが「期待値を追う」とはどういう意味なのか、いまいちピンとこない方もいらっしゃるかと思いますので、ここでご説明しましょう。
ここまで勝率と期待値について、下記のように実際の数字を使って説明してきました。
ポイント
エントリー金額:10,000円
勝率:60%
ペイアウト率:1.85倍
この条件の期待値:1,100円。
期待値1,100円という数値は、エントリー金額を10,000円に固定して一定回数の取引を行う前提での話です。
つまり、エントリー金額を固定した上で取引回数を重ねると取引の損益がこの数値に近づいていくということですね。
思い出してほしいのですが、あなたが実際にバイナリーオプションの取引をした時の勝率は毎日同じでしょうか?
仮にあなたが勝率60%を出せる実力があったとしても、日によっての勝率は30%だったり80%だったりとまちまちなはずです。
しかし、たとえ日によって勝率が違っても1週間・1ヶ月と取引を続けると最終的に勝率は60%に収束するはずです。
ある程度取引回数を重ねると最終的に勝率が60%に収束するということは、ある程度取引回数を重ねることによって1回あたりの損益(平均)が期待値に近づくということです。
(ただし、これにはエントリー金額を一定にするという条件があります。)
このように、期待値を追うとは理論上の結果に近づけるためにエントリーを重ねるということです。
期待値を追うために必要なもの
期待値を追うためには根拠が必要です!
「期待値を追うとは理論上の結果に近づけるためにエントリーを重ねるということ」だと上述しました。
しかしここで注意ですが、理論上の結果に対しての根拠がなければ何の意味もありません。
「勝率60%出せるだろう」と想定しても、その数値に何の根拠もなければ想定した結果どおりにはならないでしょう。
ではどうやってその根拠を持つのかというと、それは次の2つの数字を用意することです。
ポイント
- バックテストによって検証が行われたロジック
- そのロジックを使った時の自分の勝率
バックテストによって勝率が確認できている手法を自分で実際に使い、どれくらいの勝率が出せるのかを確かめれば、ここで初めて自分の勝率を出すことができるのです。
もしかしたら、あなたはこの2つの数字の根拠を持っていないかもしれません。
もしもそうでしたら、何をさしおいても「バックテストを行ったロジック」を手にいれましょう!!
ここを面倒くさがっていては、残念ながらいつまで経っても勝てるようにならないでしょう。
バックテストにいては下の動画で詳しく説明しています。
ロジックの選び方がわからない方も参考にしてくださいね。
そして、その期待値を把握した上で実際に取引を行い、そのロジックを使った時の自分の勝率の値を手に入れてくださいね。
転売やマーチンは期待値を下げる行為
ここまでお話してきた期待値を追うという観点で考えた時に、転売やマーチンはあきらかに期待値を追うという考えから外れていることお分かりいただけると思います。
さらに、転売やマーチンは期待値を下げる行為でもあると覚えておきましょう。
利益を出すことを目的にバイナリーオプションをやっているにもかかわらず、期待値を下げる行為を行っているわけです。
残念ながら、多くの方が転売やマーチンを行っているのが現実です。
この原因は、根本的な期待値を追うことの重要性が理解できていないからです。
転売やマーチンについては、更に詳しくどこかで解説するつもりですので楽しみにしていてくださいね!
まとめ
では今回のまとめです。
- 期待値とは平均で1回の取引あたり、どれだけの損益が出るのかを表した数値のこと
- 勝率とペイアウト率が上がるほど期待値は大きくなり、勝率が低い時ほど勝率が上がった時の影響が大きい
- 自分の取引の期待値を知ることで、稼ぎたい目標に対してどの位の勝率で、どの位取引を行えばいいかが明確になる
- エントリー金額を固定して取引回数を重ねることで、期待値を追うことができる
- 転売やマーチンは期待値を下げる行為なので絶対に行わないようにする
今回は計算式や細かい数字が出てきたので、少しとっつきにくかったかもしれませんね。
ですが、バイナリーオプションで稼ぐためには非常に重要な考え方になるので必ず理解しましょう。
特に「自分自身の期待値を知る」ことは、目標を達成する上で必須となってきますので絶対にやってみてくださいね!
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