こんにちは
ただのエンジニアです。
バイナリーオプションで最も重要といっても過言でない
「資金管理」
この資金管理を守れない人は必ず資金を溶かします。
そう断言できるほど、資金管理を守らずに溶かしてきた人をたくさん見てきました。
では、実際にどうやったら安全にそして最大限資金を増やすことができるのか?
絶対に資金を溶かさないためにはどのようにすればいいのか?
僕自身の経験を踏まえた最適な資金管理とチームのメンバーの実例を紹介します。
目次
バイナリーオプションにおける資金管理とは?
資金管理とはその名前の通り、自分の資金をどのように取引に利用するか管理する事を指します。
そしてバイナリーオプションにおいては
「口座にいくらの金額を入れて、1回のエントリー金額をいくらにするかを決めること」
が資金管理になります。
なぜ資金管理が重要なのか?
そもそもなぜ資金管理を行う必要があるのか?
「バイナリーオプションでは資金管理が重要」と誰しもがいいます。
この考えには僕自身も同じ意見です。
資金管理を行わないと確実に資金を溶かします。
確実にです。
バイナリーオプションでの資金管理について私の失敗談
ちょっとここで私自身の資金管理での失敗談を紹介します。
お恥ずかしい話ですが、少しでも資金管理の重要性が伝わればと思いお伝えします。
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それはバイナリーオプション取引に慣れ、順調に資金が増えはじめ順風満帆に感じていた時に訪れました。
そう、急に負け続け資金がみるみる減っていく現象が訪れたのです。
使用してたシグナルツールが相場にフィットしなくなったわけでもなく、高い勝率をキープしていたにもかかわらずです。
当時一緒にトレードをしていたチームのメンバーも資金を増やしている状態で急激に減らしているのは私だけでした。
「なぜ急に私だけ!!??」
原因は非常に単純で「エントリー金額を取引毎に変えていたから」です。
負けたら次の取引では弱気になって金額を下げるのは当然では?
と思ったかもしれません。
そう思った人はちゃんと勝てていますか?
おそらく負けている人の方が多いはずです。
私自身がそうでしたから
ではなぜ取引毎にエントリー金額を変えてはいけないのか?
その理由を説明します。
と、その理由を説明する前にしっかりと理解してほしいのが損益分岐点についてです。
重要ポイント
バイナリーオプションは、エントリー金額が一定で勝率が損益分岐点を超えてさえいれば利益を出すことができる
この部分をしっかりと理解してください。
ちなみに損益分岐点とは、利益と損失額が同じとなる勝率を指します。
例えば、ハイローオーストラリアの15分取引の場合、損益分岐点は54.05%です(100% ÷ ペイアウト率1.85)。
つまり、エントリー金額が一定で勝率が54.05%より大きければ利益を出すことができるということです。
ここまでは理解できましたか?
非常に重要な部分なのでしっかりと理解してください。
ここを理解していな人が真っ先に資金を溶かすのを何度も見てきました。
では話を戻して、「なぜ取引毎にエントリー金額を変えてはいけないのか?」について例を使って説明します。
シミュレーション
1回目:1万円→負け
2回目:5,000円→勝ち
3回目:5,000円→勝ち
このような取引結果の場合、勝率66.6%で損益分岐点を超えているにもかかわらず、1,500円のマイナスです。
当然、1回目の1万円の時に勝てていれば利益は大きくなります。
その代わり、今回の例のように予想と反してエントリー金額が大きい時に負ければ大きな損失となります。
今回の例では、3回の取引と単純で分かり易いですが、これが数十回、数百回となってくると損益分岐となる勝率が全く把握できず闇の中に消え行き、口座をいつの間にか溶かしている傾向にあります。
そのようなリスクを犯すぐらいならエントリー金額は一定にして勝率を高めることに専念したほうが確実です。
バイナリーオプションの資金管理の方法
それでは、「どうやったらこのような負けを回避できるのか?」という疑問に打ち勝つ資金管理の方法を説明します。
余剰資金にて投資を行う
まず大選定として投資は余剰資金で行いましょう。
余剰資金とは、簡単に言うと、自分が生きてく上で必要となる金額を差し引いたお金、つまり投資で最悪全て失ったとしても生活できる資金の事です。
たまに借金をしてまで投資の資金を準備する人がいますが絶対にやめましょう!!
仮に借金によって作った資金を失うと人は正常な判断をすることができません(いわゆるメンタルが安定しない状態)。
つまり一定のメンタルを担保できる方法という事です。
転売をしない
バイナリーオプションでは「転売」という取引終了時間が来る前に取引を終了し、エントリー金額の一部が返ってくる機能があります。
初心者の方からすると「負けそうな時に少しでも利益を確保できる便利な機能」と感じるかもしれませんが大きな勘違いです。
転売は使ってはいけません。
もし普段の取引で使用しているのであれば今日で辞めてください。
ここまでの説明を読んでいればわかるかもしれませんが、転売をしてしまうと
エントリー金額が一定で勝率が損益分岐点を超えてさえいれば利益を出すことができる
という原則が崩れてしまいます。
ちなみに、転売によって戻ってくる金額は判定時刻までの残り時間と現在の価格によって決まるのですが、完全にバイナリーオプション業者のさじ加減で決まります。
転売を利用するのは絶対に辞めましょう。
エントリー金額の決め方
「エントリー金額を取引毎に変えない」というルールについてはわかっていたけたと思うのですが、
ってなりますよね?
その答えはずばり「絶対的な正解は無い」となってしまいます。
人によって資金の量も違えば使っている手法の勝率やエントリー回数、1日の取引時間など条件が全く違うので人それぞれです。
かといってここで終わってしまっては結局何もわからないまま終わってしまいます。
エントリー金額を決める際に考えるポイントは「破産確率」です。
破産確率とは、その名の通り「自分の行っている取引がどれだけ破産する確率があるか?」を理論です。
この破産確率を算出するのに有名なのが、Nauzer J. Balsara(ナウザー・ザーバルサラ)が提唱する「バルサラの破産確率」です。
バルサラの破産確率では以下の4つ数値を計算に用います。
バルサラの破産確率
- 勝率
- リスクリワード比率(ペイアウト率)
- 損失の許容(これが1回のエントリー金額)
では実際にいくつかの条件で破産確率を計算してみます。
計算の前提として、1回のエントリー金額を資金の10%、ペイアウト率1.85倍のルール設定します。
勝率 | 破産確率 |
65% | 0.74% |
60% | 7.2% |
59% | 11.40% |
58% | 17.75% |
57% | 27.58% |
56% | 42.77% |
55% | 66.22% |
54% | 99.9% |
上記の通り、破産確率を計算すると結構リアルな数値ができてました。
資金10万円で、資金の10%となるとバイナリーの損益分岐54%においても破産確率なんと99.9%となることが分かります。
まず覚えておいてほしいのですが、勝率60%を出せるトレーダーはごく少数で、初心者に至ってはせいぜい55%~57%くらいです。
つまり、バイナリー初心者がやっとの思いで貯めた10万円を資金の10%BETルールで投資を行うとすぐに破産してしまいます。
それを踏まえた上で、破産確率をどの程度に抑えればいいのか?
ズバリ最初は30%以内に抑えてください。
こちらの「破産の計算機」を利用して計算してみてください。
「0%ではないの?」
と感じるかもしれませんが、そもそも余剰資金ですので最悪溶かしてもOKという感覚を持ってください。
最初から0%にしてしまうと、投資の感覚や相場に対する緊張感が薄れて長い目で見れば、0%の確率が崩壊する可能性が高いからです。
破産確率が30%ということは、裏を返せば70%の確率で破産しないということです。
その70%の人たちは順調に資金が増えるにつれ、破産確率はどんどん下がり、最終的には破産確率が10%以内になるように1週間または、1ヵ月単位で自分のトレードを見直す時間を作ってください。
この方法は実際に私が初心者の頃に実践した方法で、最初の1、2ヵ月は資金の増減にバラツキがありましたが、3ヵ月経過した辺りから本当に安定して口座の資金が増えていきました。
これが、一番簡単で明瞭な資金管理方法なのです。
絶対に溶かしたくない人のための資金管理
上記で説明したバルサラの破産確率を元に計算する資金管理の方法は、確率は低いものの資金を溶かしてしまう可能性はどうしても出てきます。
しかし人によって、「絶対に資金を溶かしたくない」とい方もいらっしゃると思います。
そんな方のために最もリスクの無い資金管理の方法をお伝えします。
リスクゼロの資金管理
① デモ取引で1ヶ月を通して勝率57%をキープ
↓
② 口座に最低でも3万円以上資金を入れる
↓
③ エントリー金額1,000円で取引をして2週間〜1ヶ月を通して勝率57%をキープ
↓
④ エントリー金額を2,000円に上げて2週間〜1ヶ月を通して勝率57%をキープ
↓
⑤ 徐々にエントリー金額を上げる
簡単そうにみえるかもしれませんが、非常に難しいです。
まずは「早く稼ぎたい!!」という考えを捨てましょう。
始めたての頃は資金が増えるイメージしかないと思いますが、ほとんどの人がその想いとは裏腹に資金を減らしていきます。
どんなに良いツールや手法を手に入れても資金管理を守れずに資金を溶かしてきた人をたくさん見てきました。
それを踏まえた上でまずはデモ取引(練習用の架空の口座)で安定した勝率を出すのを目指しましょう。
それができて初めて実弾(実際のお金)を使った取引を始めるべきです。
その際も急に大きな金額にするのではなく、ハイローオーストラリアの最低エントリー金額である1,000円にしてください。
デモと実弾の間には大きな壁があります。
いくら安定した勝率を出せたとはいえ、デモで負けた時と1,000円であろうと自分のお金を失った時では心理的負担は全く異なります。
実弾での取引で負けた時の心理的負担を軽くするには、自分の取引に自信があるかどうかがポイントです。
これは決して精神論ではありません。
実弾に入る前のデモで安定した勝率を出せていたのであれば、
「最終的には勝率57%程度に落ち着くから多少負けたところで問題ない」
と判断することができます。
仮にデモ取引の際に、「デモだから」といってテキトーな資金管理やエントリー基準で取引を行っていたらこの自信を養うことはできません。
後は各エントリー金額で取引をしながら自分の取引に自信を持ち徐々にエントリーを上げていけば自ずと資金は増えていきます。
それでも、資金管理に不安や疑問がある人は下記のリンクから直接相談してください。
プロトレーダーであるメンバーがアドバイスします。
チームメンバーの資金管理を紹介
今回紹介した方法はあくまで破産確率を元に考えた方法であって人によって資金管理の方法は違います。
極端な話、自分の投資に合っていて資金が増えさえすれば問題ないわけです。
そこで僕と一緒に本サイトTraders HERO%を運営している他のメンバーにも資金管理の方法を聞いてみたのでご紹介します(全員現役のトレーダーですので参考にしていみてください)。
まりてぃくすの資金管理
1回のエントリー金額を最大で口座残高の5%までに設定しています。
例えば、資金が10万円であれば1回のエントリー金額は5,000円以下にしています。
そして、資金が倍の20万円に増え、2ヶ月以上勝率60%以上をキープできたら7,000円に引き上げています。
ポコの資金管理
入金した金額分の利益を稼いだら、その利益を出金してまた最初からやり直します。
例えば、20万円の資金でスタートだとしたら、2.5%の5,000円のエントリー金額で口座残高が40万円になった時点で20万円を出金して、また20万円から始めます。
また、初心者の頃は、資金1万でスタートして資金の10% → 3万円に増えたら5% → 6万円以降は3%といったように段階的にエントリー金額の割合を下げていきました。
こうすることによって、資金が増えるスピードと安全のバランスをとっていました。
ジミーの資金管理
基本的に勝率の高いポイントに絞ってエントリーしているので、回数が少ない代わりに資金の10%で取引しています。
資金に対してエントリー金額の割合が大きいので
「3連敗したら相場から離れる」
というルールを設けて、自分の手法が相場に合っていない時は撤退します。
無理に勝ちにいくというよりも、できるだけ負けを減らすことを意識しています。
まとめ
今回はバイナリーオプションで稼ぐために最も重要な資金管理について解説しました。
資金管理のポイント
- 余剰資金で取引を行う
- 転売をしない
- エントリー金額は取引毎に変えない
- 破産確率30%以内に抑える
これらのポイントは絶対に抑えるべき基本となります。
「いかに自分の資金を守るか?(負けを防ぐか?)」
を意識した上で自分にあった資金管理を行ってください。