「バイナリーオプションのロジックの選び方が良く分からない」といった声をよく見聞きします。
バイナリーオプションの取引で必須となるロジック。
実際にGoogleやYouTubeなどで調べると、沢山のロジックが出てきますよね。
ここまで沢山あると、「どれを選べばいいのか」分からなくなるのは当然です。
そこで、今回は巷にあふれるロジックの中からどれが本当に使えるロジックなのかを「ロジックの開発者目線」で解説していきます。
本記事をお読みいただいた後は、「あーなるほど、ロジックってそうやって選べばいいんだ!」と納得していただけるはずです。
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皆さんの中には、今まで色んな手法を試してきたけど上手くいかなかった方や、手法が見つからず「このままバイナリーオプションで勝てないまま終わってしまうのではないか」とお考えの方がいらっしゃるかもしれません。
そんな方も答えがみつかりますので必見です!!
こちらの動画も併せてご覧ください。
目次
バイナリーオプションのロジックとは
まずは、ロジックについて正しく理解しましょう。
ロジック又は手法とも呼ばれますが、一言で言うと、エントリーする際の条件の組み合わせのことです。
過去の相場でどのような条件が重なると勝率が高いのか?といった法則性を探すことでロジックを導き出します。
例
- RSIが70以上でLowエントリー
- RSIが30以上でHighエントリー
例えば上記のように、インジケーターやローソク足を使ってHighエントリーとLowエントリーの条件をセットで説明されるのが一般的です。
ここで重要なポイントがあります。
それは、「ロジックは誰が使っても再現可能であること」です。
例えば、「価格が上がったからLowエントリー」このような条件はロジックとはいえません。
なぜなら人によって、「価格が上がった」の捉え方が違うからです。
この場合でしたら、「過去3時間の最安値から100pips価格が上昇したらLowエントリー」といったように、誰がみても同じエントリーポイントを見つけられなければ、ロジックとしての意味はありません。
人によって捉え方が異なるのであれば、その人の実力によって結果が大きく変わってしまうからです。
この辺りの認識は人によって違うかもしれませんが、私たちは明確にエントリーポイントを表せるもの、つまり、誰が使っても再現可能なものをロジックとして定義しています。
世の中のロジックの勝率は嘘だらけ
動画などで「バイナリーオプション ロジック」「バイナリーオプション 手法」といったキーワードで検索すると、「勝率90%」「この鉄板手法で30連勝」などといった紹介動画が沢山でてきます。
大半の動画は「○○のインジケーターをチャートに追加して、期間が20で○○と○○に条件が重なった部分でエントリーしてください」といった解説をしています。
実際に試された方はいらっしゃいませんか?
なかなか勝てずに、他の手法を「探しては試す」の繰り返しになっていませんか?
残念ながら「勝率90%!!」など、バイナリーオプションでそんなに高い勝率のロジックは存在しません。
厳密に言えばあるのかもしれませんが、その正体は次の3つでしょう。
ポイント
- マーチン込みでの勝率になっている
- ごく短期間での勝率を言っている
- 勝っているポイントのみサインを表示
1つずつ詳しくみていきます。
マーチン込みでの勝率になっている
マーチン込みというのはマーチンゲール法のことです。
「1回負けても連続でエントリーして勝てたら、トータルで勝ち」とカウントする方法のことです。
本来であれば1勝1敗勝率50%とカウントするべきところを、1勝0敗の勝率100%としてしまうわけです。
そうすれば、見かけ上は簡単に勝率は上がりますよね。
ごく短期間での勝率を言っている
「ごく短期間での勝率」というのは、そのロジックの勝率が高かった時のチャートを表示させて、「ここも、ここも勝ってますよね」と説明しているだけです。
例えば、「このロジックは1月18日のUSD/JPYで勝率90%だったんです。
他の日の勝率は調べていないので分からないですけど、この日の勝率が90%だったのは間違いないので、ぜひ使ってみてください。」
と言っているようなものです。
つまり、その時たまたま勝率が90%を超えていただけで、長い期間で見たら絶対にそんな勝率にはならないということです。
こんなロジックを教えてもらっても意味ないですよね。
勝っているポイントのみサインを表示
「勝っているポイントのみサインを表示」というのはサインツールの話です。
チャート上で勝っているポイントだけにサインを表示させて、「このツールの勝率は90%」と言っているパターンです。
勝っているポイントに意図的にサインを出しているので、勝率が高く見えて当然でしょう。
皆さん、こういったロジックは今日からやめましょう!
ロジックの限界は60%
バイナリーオプションでのロジックの限界は、勝率60%程度です。
ですがこれは、自分で取引を行う上での実用的な勝率の話であり、前提としてロジックの勝率を上げれば取引回数は減ってしまいます。
したがって、ロジックに条件を足していけば勝率70%を超すことも可能です。
しかし、そこまで勝率を上げてしまうと実際に自分が取引を行おうとしても、18通貨ペア全てを見ても1日の間でチャンスが数回しかないロジックとなってしまいます。
そうなるといくら勝率が高くても使い物になりませんよね。
なので、実用的な取引回数を確保しようとしたら勝率60%程度が限界でしょう。
限界となる勝率はロジックの開発者によって多少変わることはありますが、基本的に大きくは変わらないはずです。
ロジック開発をしたことがない方や初心者の方からしたらあまりピンとこないかもしれませんが、私たちからしたら「勝率90%のロジック」と聞いたら、中身を確認するまでもなく嘘だと分かってしまうのです。
これは絶対嘘だって分かるじゃないですか?
「え?宇宙人でも連れてきたんですか?」って位、あり得ない話なんです。
バイナリーオプションでどのようなロジックを選べばいいか?
では、ここからはどのようなロジックを選べばいいのかについてお話していきます。
ポイントには次の4つがあります。
ポイント
- バックテストデータを公開している
- 勝率が56%~60%程度に収まるもの
- 過去5年以上のバックテストデータを取得している
- ロジックの勝率が上がる条件と下がる条件を開示している
こちらもそれぞれ解説しますね。
バックテストデータを公開している
当たり前の話ですが、バックテストデータを公開しているロジックを使いましょう。
そして最低でも「勝率」と「取引回数」、「データを取得した期間」の3つの情報は欲しいですね。
単純に「このロジックの勝率は、バックテストの結果○○%です」と言っているだけでは、それが正しいのかは分かりません。
データを計測した分析結果の表を出しているか確認しましょう。
注意ポイント
ここまでお話すれば、ネット上の大半のロジックはアウトだということがお分かりいただけると思います。
単純に「勝率80%!90%!」と言えば、目立つから言ってるだけです。
あなたがそのロジックを手に入れても勝率80%を出すことはできないでしょう。
勝率が56%~60%程度に収まるもの
2つめのポイントは「勝率が56%~60%程度に収まるもの」です。
だからといって、勝率60%のロジックが最も優れているというわけではありませんので注意してください。
勝率60%を超えるロジックだと、1日のエントリー回数は全18回通貨ペアで多くても20~25回程度です。
1通貨ペア辺り30回ではなく、18通過ペアで30回です。
つまり、1通貨ペア辺りだと2回を切りますね。
そうなると、人によってはエントリーチャンスが少なくなってしまうので、それならば勝率が多少下がってもエントリー回数が多いロジックのほうが使い勝手がいいはずです。
勝率を57%程度まで落とすと、エントリーチャンスは数倍に増やせるでしょう。
回数と勝率のバランスを考えた結果、ほとんどが勝率56%~60%程度に収まります。
自分が取引に使える時間や1日に何回エントリーしたいかによって、勝率と取引回数のバランスが取れたロジックを選択するのが良いでしょう。
過去5年以上のバックテストデータを取得している
3つめのポイントは「過去5年以上のバックテストデータを取得している」事です。
バックテストデータは最低でも過去1年以上、できれば5年以上の相場に対して検証を行っているロジックを選びましょう。
短期間で勝率が高いロジックは、たまたまその期間だけの勝率が高かっただけで、それが将来の相場で通用するかは分かりません。
過去数年間の相場において勝率が高ければ、今後の相場でも通用する可能性が高いというわけです。
こう言うと「過去は過去、5年前の相場と今の相場は同じではないよね?コロナ前と今の相場は全然違うよね?だから過去がどうだったか調べても意味がないのでは?」なんて声が聞こえてきそうですね。
ですが、これは非常に浅い意見であり、加えて論理が破綻しています。
こういう考えでしたら、バイナリーオプション自体をやらない方がいいでしょう。
過去の相場の傾向があてにならなかったら、バイナリーオプションで勝ことは誰にもできません。
「1年前の相場よりも直近の相場を重視すべき」という意見もありますが、それだけで勝てるロジックは作れません。
なぜなら、「過去数年に渡って安定した勝率を出せるロジックをベースに、直近相場の傾向を分析して取引するからこそ勝てるようになる」からです。
確かに相場はそのときによって大きく違います。
しかし、「過去数年間に渡って安定して勝率が高いのであれば、その相場の本質を捉えたロジック」だという事です。
これは、相場の特徴が大きく変わっても、揺るがない本質的な部分です。
ロジックの勝率が上がる条件と下がる条件を開示している
4つめのポイントは「ロジックの勝率が上がる条件と下がる条件を開示している」事です。
「ロジックにどういう条件を足せば勝率が上がり、どういう条件を足せば下がる」のかが、分かっているロジックを選びましょう。
どんなに優れたロジックでも、単純にそのロジックの条件を満たしたポイントで淡々とエントリーしただけでは勝ち続けるのは難しいです。
いくらバックテストで勝率を確認しているロジックだとしても、相場によっては連敗する可能性があります。
同じロジックのエントリーポイントだとしても、細分化すればそれぞれのポイント1つ1つの勝率は異なります。
ポイント
- ベースとなるロジックに条件Aを加えると勝率が2%上がる
- ベースとなるロジックに条件Bを加えると勝率が1%下がる
といったように、そのロジックにプラスαの条件を加える事によって勝率が上がったり、下がったりします。
プラスαの条件Aで勝率が上がるのがわかっていれば、ベースとなるロジックに勝率が上がる条件Aが重なるポイントでエントリーし、勝率が下がる条件Bではエントリーを避ければ自然と取引の勝率が上がるのは簡単にイメージできると思います。
「だったら最初から条件Aをロジックに組み込んで、ベースとなる勝率を上げればいいのでは?」と思うかもしれません。
ですが、ベースとなる条件にプラスαの勝率が上がる条件を沢山把握して取引に臨むことにより、十分なエントリー回数を確保したまま勝率を上げる事が出来るのです。
ポイント
- 条件Aを足すと勝率2%アップ
- 条件Bを足すと勝率1%アップ
- 条件Cを足すと勝率3%アップ
といった感じです。
詳しくは以前に出した動画「バックテストのメリット」で解説していますので参考にしてください。
細かいことを言い出せば他にも沢山あるのですが、最低でもこの4つを押さえておけば大きな失敗をする事は無いでしょう。
実際に自分が使うロジックを選ぶ際の参考にしてくださいね。
まとめ
では今回のまとめです。
- ロジックとはバイナリーオプションでインジケーター等を使って表したエントリーの条件のこと
- ロジックは誰が使っても再現可能である必要がある
- 世の中に出回っている高勝率のロジックは、嘘か短期間での勝率を言っているだけ
- 実用的なロジックの勝率は60%程度が限界
- ロジックを選ぶ際のポイントは4つあるので、必ずそれを確認する
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